旧暦十月、全国では神々が不在となるため「神無月」と呼ばれます。しかし出雲だけは例外。全国八百万の神々が出雲大社に集うため、この地では「神在月(かみありづき)」と呼ばれます。
神々が集って何を話し合うのか——それは人々の「縁」についての会議、すなわち「神議り(かむはかり)」だと伝えられています。誰と誰を結ぶか、どんな縁を授けるか。縁結びの大神・大国主大神のもとで、目には見えない縁の糸が紡がれていくのです。
縁は人と人だけのものではない
出雲で結ばれる縁は、恋愛や結婚に限りません。仕事の縁、友の縁、学びの縁——あらゆる「めぐり合わせ」を司るとされます。だからこそ、良縁を願う人々が今日も全国から参拝に訪れるのです。